対馬での藻場モニタリング結果|クロメの成長と食害課題、漁礁効果の実態

※この記事は旧サイト(マリンハビタット壱岐)の記事をリライトしています。

今年1月に設置していただいた対馬でのモニタリングを行いました。

4月の時点で、クロメの成長が確認でき、確実に変化が生まれていることを実感しています。

一方で、すべてが順調というわけではありません。

成長にはばらつきが見られ、場所によって状態に違いが出ています。

原因として考えられるのは、魚による食害、種糸の管理状況、環境条件の違い、など、複数の要因です。

実際、食害対策として設置していた網の中にも多くの魚が侵入している状況が確認されました。

自然相手の取り組みでは、想定通りにいかないことも少なくありません。

しかしその一方で、魚が集まっているという事実は、この場所が“生き物の住まい”として機能し始めている証拠でもあります。

つまり、漁礁としての役割は、すでに十分に発揮されているといえます。

海の再生は、単純な成功・失敗では測れません。

一つひとつの現象を現場で確認し、試行錯誤を重ねていくことが重要です。

私たちはこれからも、実際の海の状況を丁寧に見ながら、

より良い環境づくりに向けて改善を続けていきます。

近々、改めて対馬でのモニタリングを実施する予定です。

対馬の皆さま、引き続きよろしくお願いいたします。

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